基本的に、土地探しは自分たちだけでやるべきではありません。
理由は、土地によって建てられる家も違えば、建てるべき家も違うからです。
暮らす家の間取りは、
その土地によって決まると言っても過言ではないことから、
建てる家によってどんな土地が最適なのかが異なるため、
土地探しをする前に建築のパートナーを決定し、
ともに土地を探すのが理想的です。
おはようございます^^
(株)すまいの達人平塚です。
例えば、南向きの土地は一見日当たりが良さそうに見えますが、
日当たりがよくなるように部屋を全て南につくってしまうと
外から中が丸見えになるため、必然的にプライバシーも低くなるし、
同時に間取りがバレバレで防犯性も低いし、
結局カーテンを締め切っているので明るい家にはなりません。
それゆえ、弊社では日当たりの良さを活かしつつ、
プライバシーと防犯に優れた住まいになるよう間取りを考えるのですが、
そうなれば、必然的に視線が気になる南面に
窓をつくる必要がない間取りが出来上がることになります。
つまり、せっかく日当たりがいい南向きの土地を買ったのに、
全くと言っていいほどそうした意味がなくなってしまいます。
僕がよくお客様に提案するのは
南向きの土地を買うのは高額になる上にデメリットが多いので
おススメしませんとお伝えしています。
では、どんな土地をオススメするのかというと、南向き以外の土地です。
南向き以外の土地だと、仮に南向きに部屋をつくったとしても
道路から家の中が丸見えになりにくいというのが1つ。
そしてもう1つが、南向き以外の土地でも、
リビングに直射日光が入る間取りをつくることが出来るからです。
もちろん「中庭」や「吹き抜け」などの手段を利用しつつです。
ただ、個人的にオススメしないというか
絶対にオススメしたくないのが「2階リビング」です。
単純に歳をとったら不便になる可能性が高いだろうし、
自力で2階に上がれなくなった場合、かなり大きな出費が必要になるからです。
リフォームのご依頼の際によく聞くお話が、
ガレージがほしいがために2階を主要スペースにした事例です。
50歳代から段々階段が辛くなり、仕事終わりの階段が辛いとそのお客様は言われていました。
酔っぱらって階段で転んだこともあったそうです。
これはあくまで僕個人の考え方であり、
工務店によって建てる家の考え方も違えば、
そうなればその家に適した土地も違ってきます。
なので、まずはいきなり土地を探し始めるのではなく、
自分がどんな家に住みたいのか
そして、どこでお願いするのかを
先に決めてから土地を探し始めることをオススメします。
土地によって出来ることと出来ないことがあるし、
どんな土地が最適なのかは工務店によっても違ってくるので、
この順番を是非覚えて頂けたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました^^