「終身雇用なんて過去の話で、
もう年金で若者の老後を支えることも出来なくなりました。」
というのが今の日本の流れです。
これが意味することは
「私たちはどうやら75歳になっても、
いや80歳になっても普通に働いていないといけないらしい。」
にもかかわらず昔のように
「同じ会社で勤め続けることは間違いなく出来ないらしい。」ということです。
実際、大手企業では中高年を対象とした希望退職の流れが加速していて、
「45歳リストラ時代」と言われており、
身近なところでも退職した方がいるのが現状です。
要するにこの先の時代は
「これから先は各々個人で頑張って!」という、なげやりの時代になってしまいました。
家づくりももちろんこの流れを見越した上で計画を建てるべきです。
こんにちは^^
㈱すまいの達人 平塚です。
また、コロナショックを解決するためにたくさんバラまいたお金だって、
今後、増税によって回収していかないといけないこと、
少子高齢化がもっともっと進めば社会保険料の負担はさらに上がること、
そして、所得や手取りが上がらないのに物価だけがインフレになっていること、
さらにインフレを抑えるために金利が上がる可能性が高いことなども、
これからの家づくりでは織り込んでおかないといけないことです。
これからの家づくりは、お金に対する考え方を変え、
その上で計画を立てることは必須科目です。
たとえ、周りの人たちが
そんなことお構いなしで家づくりをしているとしても、です。
また、たとえ住宅会社の営業から
予算をもっとあげないとダメだと言われたとしても、です。
この選択肢で10年後、30年後、50年後の未来は大きく変わります。
✔️住宅ローン4000万円時代到来
仕事柄、銀行の方と話をする機会が多いのですが、
その時よく耳にするのが
「4000~5000万円ぐらい借りるのが当たり前になってきた」ということです。
しかも、このご時世なのでボーナスなしでとのことです。
つまり、当たり前のように月11万円以上もの返済を
(固定金利ならもっと高くなります)
これからずっとやり続けていかないといけないということなのですが、
果たしてこれは、家計的に本当に大丈夫なのでしょうか。
例えば、ご主人の年収が500万円だとしたら
毎月の平均手取りは約28万円となるのですが、
ここから先程のローン返済を差し引いた
残りの額だけで生活していけるでしょうか。
車を維持し、食費に雑費、携帯代に水道光熱費に塾代、
保険代に外食代に娯楽費、その他諸々を17万円でやりくり出来るでしょうか。
その他、家を持つとこれまで必要じゃなかった
税金や火災保険、家のメンテ費なども必要になるわけだし、
これに加えて、子供たちの進学資金だって
多少なりとも積み立てしていかないといけません。
なかなか厳しい状況です。
貯蓄や積立をする余裕どころか、
必要なお金さえも残らないかもしれません。
つまり、この時点で奥様も働き続けることが前提となってしまうのですが、
個人的に男性はここに頼り過ぎないようにすべきだと思っています。
奥様は、働きたくても思ったように働けない状況に
いつ遭遇するか分からないからです。
出産や育児、介護といった要因によって。
自分だって、今の給料をキープ出来る保証はどこにもありません。
冒頭にもお伝えしたように、
これから先は、所得は思ったように上がらない中、
物価と税金と社会保険と金利が上がることによって可処分所得は下がり、
さらに脱炭素という約束をしてしまったことによって
電気代も想像を絶する価格にまで跳ね上がるかもしれません。
なので、家を建てるにあたっては、
勢いと直感に任せて楽観的に突き進まずに、
社会・経済の流れも勉強しつつ、将来のことまで考えた上で、
「これならいける!」という資金計画のもと進んでいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました^^