建築価格が急上昇した現在、
これから家づくりをご検討されている方は
これまでの価格を基準に考えないこと、
そして、同じ予算で建てるためには
家のサイズを抑えなければいけないということ、
ではないでしょうか。
こんにちは^^
(株)すまいの達人 平塚です。
では、
これから家づくりをお考えの方は、どのように家づくりをすべきなのか
考えていきたいと思います。
年収400万円の旦那様と年収200万円の奥様の
共働き世帯が家を建てると仮定して、
世帯年収600万円のご夫婦の場合、
どのように考えたほうがいいのか
個人的な意見を述べていきたいと思います。
まず、この世帯の手取り収入を
毎月に換算すると36万円程度になるのですが、
このうち、奥様の収入は
出来るだけ多く「貯金」していくべきだと考えています。
お子様の教育資金、
家の維持管理費用、やがて必要となるリフォーム資金、
老後資金の積立など、
これから先に向けて準備しておくべき費用が
たくさんあるためです。
個人的には、旦那様の給料の範囲内で
実現出来る家づくりを行うことが
ベストであると考えています。
具体的には、毎月の返済額は
手取り金額の3分の1以内、
つまり、手取りが24万円だとしたら
8万円が限度額ではないでしょうか。
✔︎8万円の返済で出来る家づくり
では、毎月の返済額８万円では、
どのような家づくりが出来るのでしょうか？
頭金もなくて、固定金利という選択肢が
もっとも現実的な場合で、試算していきます。
この場合、銀行から借りられる金額は、
2850万円前後となります。
この予算の中で
土地を買い、家を建て、外構工事をし、
諸経費を払わなければならないのですが、
冒頭でお伝えしたように、
家だけで2000万円を超えるのが
当たり前となりつつある今、
土地を買い、家を建てるのは、
なかなか現実的なことではありません。
外構工事と諸経費を合わせると、
ざっと300万円〜400万円ほど
かかってしまいます。
仮にの実家に
土地があるとするならば、
有難くそれを使わせてもらうことを
まずは検討すべきだというのが個人的な考え方です。
とはいえ、どうしてもそれは嫌だ
という方もいるでしょうし、
そもそも、そんな土地がないため
絶対に買わないといけないという方もいるでしょう。
では、そんな方はどうすべきなのか。
この場合、考えるべきことは、
まず家をコンパクトにすることです。
そして、住むエリアにこだわらないこと、
そして、土地の形や広さ、道路の向きにも
こだわらないことです。
『駅やスーパーが近い』
『学校が近い』
『南向きの土地』
『分譲地・人気の住宅地』
※現在の土地価格を是非調べられてみてください。
これらを考慮しても
家の予算はオーバーすると考えられるため、
車にかけるお金も圧縮すべきだし、
これにプラスして収入を上げる方法を
夫婦で話し合って具体的に考えるべきだと思います。
もちろん、これから先に備えた貯金を削り、
その資金を家づくりに充てれば
こんなことをしなくても、
買いたい場所で土地を買い、
建てたい家を我慢することなく
建てることも可能です。
しかし個人的には、
それは懸命な選択だとは思いません。
必ず、後からなんらかの皺寄せがやってきます。
貯金がなければ心にゆとりが全く持てなくなるからです。
家は本来、人生をより豊かにするための空間です。
家計を圧迫して建ててしまうと、家自体は立派な空間でも
ご家庭の空間はどうなるでしょうか。
今後の家づくりの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました^^
